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昨日11月16日の日曜日、紅葉時期と重なって観光客がたくさん訪れる京都に行って来ました。
この時期の京都は紅葉見物の方で大変混雑するのですが、昨日も想像通りたくさんの観光客であふれていました。
でも、乗り合わせたJRバスの運転手さんの親切な接客ですし詰め状態のバスでも気持ち良く観光が出来ました。
高雄・栂尾・槇尾の紅葉
もみじ狩りに行って来たのは、世界遺産の高山寺を始め三尾と言われる「高雄・栂尾・槇尾」。
紅葉シーズンの込みようは噂には聞いていたのですが、昨日の日曜日は大変な混雑で京都駅からの始発バスは満席で通路に立ってのバス移動。高山寺までは約1時間の乗車時間。
でも、この時は朝も早かったせいか渋滞もなくスイスイバスが進んでいき1時間かからず目的地に到着しました。
高山寺の紅葉は、あいにくまだ少し早かったようですがそれでも国宝のお宝が見学出来たりでまずまず。
その後、槇尾の西明寺を見学して京都駅に戻って来たのですが、その帰りでのJRバスの運転手が素晴らしかった。
超満員のバスの車内
この日は、観光客が大勢でJRバスも臨時便が出るなどして増便していたのですがそれでも対応出来ないぐらいの人・人。
自分たちが乗車した臨時便もあっという間に満車になり、今まで経験したことのないような乗車率。
まさにすし詰め状態でバスは発車しました。
もちろん立ち席で、吊革にぶら下がって帰りもたったままの乗車となってしまいました。
で、このバスは臨時バスなので終点京都駅までは1か所四条大宮しか停車しないんですね。それは、乗車が始まる前から係員の人がお客さんに何べんもコールしていたのでみんなわかっているはず。
バスは満員でぎゅうぎゅうだし、おまけに道は大渋滞。全然前に進まない。
バスの中の空気もなんとなくマイナスの雰囲気がただよう中に、あるおじさんが「次で下してくれ」宣言。
「これは途中下車できへんバスねんで」と違うおじさんが舌打ち。
すると、バスの運転手さんは親切に「ハイ、次に止まりますね」と言ってバスを停車させました。その時、バス停に待っていたお客さんがまた数人バスに乗り込んで来ました。
お客さんを数人乗せるとバスは発車したのですが、しばらくしてまた「次で下してくれ」と違うおっちゃん。
バスの中から「はぁー」とため息や舌打ちが・・・。
ここでもバスの運転手さんはまたまた、次の停留所でバスを停めました。「この後もお気をつけてね」とそのおじさんに親切に声までかけて送り出しました。すると驚いたことにそこで大勢の人がぞろぞろ降りて行ったんですね。
あれだけ、京都駅まで停車しませんと言っていたのに何なんだこの人達は!みたいな雰囲気。
下りて行った人の数だけまた乗り込んで来たお客さんで、ふたたび満員すし詰め。
車内はまた、イヤーな空気でいっぱい。
そんな車内の雰囲気を感じ取ったのか、バスの運転手さんが
「車内、大変込み合いまして申し訳ありません。道も渋滞しております。どうぞ、立ってお待ちのお客様はお気を付けください。」とアナウンス。
その後何度も、同様なアナウンスがあって車内の雰囲気もいい感じに変わっていきました。
道が渋滞になるのも、バスがすし詰めになるのも運転手さんのせいではないのですがこういう気遣いは嬉しいです。
信号待ちでは、その都度「止まります」「発車します」と声をかけて乗客を気遣う気持が伝わって来ます。
そのおかげで、すし詰めで立ったままの乗車でしたが気持ちよくバスに揺られている事が出来ました。
京都駅でも、下りる人1人づつに「ありがとうございました」と声をかけている姿が印象的でした。
それが仕事なんだからと思うかもしれませんが、なかなかこういう人には巡り合いません。
特に京都の様な観光地では、こういう親切な対応をしていただけるとますますその場所が好きになります。
今度もぜひ、JRバスを利用しようと思います。
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