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街ではクリスマスソングが流れる様になった11月下旬。
正確には11月27日の月曜日、午前9時5分ごろ。
自分が運転する93年式ゴルフカブリオレが、通勤ラッシュで混雑する幹線道路で「ストン」とエンジンが停止。
そのまま、ノロノロと余力で走行するもついには停止してしまう事態に陥りました。
いつかはこんな日が来るかもしれないと覚悟はしていたものの、実際にこうして道路上で立往生してしまうとさすがに参った!!
予兆はありました
この日は、自宅を7時30分ごろ出発して予約をしていた金沢市内の歯科医に向かう途中での出来事です。
昨日までは、ずっと雨が続いて最悪の天気だったのがこの日は朝から快晴。
「ラッキー」と思いながらゴルフカブリオレに乗り込んで、いつもの様にセル一発でエンジンに火を入れてiPhoneからお気に入りの音楽をかけいざ出発。
この日の朝もいつも変わらず好調な滑り出しでした。
自宅を出て、20分ぐらいした頃でしょうか。
メーターパネルの「バッテリー」を示す警告灯が点いたり消えたり。
でも、この警告灯が点いたり消えたりという現象は時々出ていたのでさほど心配もしていませんでした。
ところがこの日は違っていました。
8時10分ごろからは、「バッテリー」の警告灯と「CAT」という警告灯が二つ同時に点灯。
いつもなら点いたり消えたりで、そのうち収まっていたのにこの日はとうとう点灯したままの警告灯です。
「あれ、いつもと違う」と思いながら、目的地の半分ぐらいの距離にあるスターバックスでコーヒーを飲みに寄りました。
この時の時間は8時20分ごろ。
オープンしたばかりのスターバックスは人もまばらで、快適に20分ほど過ごして店を出ました。
この時は、まだあんなことになるとは想像もしていない時で、あんなに深刻な事になるとは考えてもいない時。
まだ余裕をぶっこいてました。
スターバックスコーヒーを出たのが8時40分過ぎで、その次に銀行のATMに寄ったんですね。
その時の時間は8時50分過ぎでした。
銀行のオープンが9時なので、オープン前のATMでお金を入金してそして歯科医で支払うお金をおろして車に戻りました。
そして、エンジンをかけた時です。
「キュルキュルキュルキュル、ブオンブオン」
と、いつもよりエンジンがかかるのが明らかに悪い。
しかも、セルモーターの回転も普段より明らかに遅い。
「あれ?」これは・・・もしかしてやばいかも・・・
って、ちょっと頭をよぎったんです。
でも、この時はまだまさか止まる事になるなんてまだ思っていなかったのでそのまま車をスタート。
目的地の歯科医まであと20分ほど。
まず、オーディオが停止
銀行を出発して5分ぐらい経った時です。
それまで最高にゴキゲンなナンバーが鳴っていたオーディオが「プツン」と切れてしまいます。
「あん?」と思って、CDレシーバーに目をやるといつもは楽曲名や時刻が表示されているディスプレイが真っ黒。
「これは、やばい系かも」と思った次の瞬間。
それまで元気にいい音を響かせていたエンジンが「ストン」と停止してしまいました。
エンジンが停止した場所が、交差点の手前だったのでこのまま交差点のど真ん中で停車するのだけは避けようと思ってギアをニュートラルに。
そのまま余力で「スルスル」と弱々しく交差点を抜けて、交差点を5mほど過ぎた場所で停止しました。
この時、9時5分過ぎ。
ゴルフカブリオレが停止したこの道路は、「海側環状線」と言って石川県白山市から金沢市街を抜ける片側2車線のバイパス道路。
朝のこの時間帯は、金沢方面へ通勤する車でとても込み合います。
しかも、道路が広いのでみんな結構なスピードで「ビュンビュン」飛ばすので、自分の様に道の真ん中で立往生してしまうととても危険です。
セルモーターが回らないかと、キーをひねってもウンともスンとも言わない状態。
車から降りて、とりあえずいつも世話になっているガレージへ電話連絡。
正確すぎる警告灯
電話に出てくれたガレージの社長さんに、エンジンが停止した時の状況や現在の状況など出来るだけ詳しく説明。
それと自分のいる現在地を、信号の標識に出ている地名で正確に伝達。
ちょうど、自動車保険のオプションで入っていた「緊急時レッカー移動」が使えるということなのでガレージから保険屋さんに連絡。
しばらくすると、保険の担当者から自分の携帯に連絡があり現在地と車の状況をもう一度伝達。
- 停車位置は危険が無いか?
- エンジンはまったく動かないか?
- セルモーターは回るか?
などの質問に答えて、電話を切ります。
レッカー車が現場に到着するまで20分ほどかかるであろうと保険の担当者から聞いていたので、まずはちょっと安心。
保険てこういうイザという時に役にたってくれるので、入ってて良かった。
それにしても、バッテリーの警告灯が点灯してから停車するまで50分ほどの出来事。
いつもはいろんなところが故障するクセに、警告灯だけはイヤに正確で驚きました笑
警告灯が点灯した時点で、引き返せばなんとかなったんかなって。あとの祭りですが・・・
このゴルフカブリオレが我が家にやって来たのは、今年の8月のこと。(2017/8)
その時の車検整備でバッテリーは新品に変えているので、こんなに早くバッテリーが故障するとは考えにくい。
新品のバッテリーなので、警告灯が点いてもたいしたことは無いと思ってしまったんですよね。
どうやら、バッテリーの故障というより電気を発電する「発電機(オルタネーター)」の故障なんでしょうか。
この痛い経験を生かして、警告灯が点灯したら点検整備することを誓った朝でした。
レッカー車がヒーローに見えた
そんなことを考えていると、本当に20分ほどで現場にレッカー車が到着。
この時は、レッカー車がヒーローに見えました。マジで!!
レッカー車のドライバーさんは自己紹介を簡単に終えると、すぐに仕事にかかります。
テキパキとゴルフをレッカー車に積み込む準備を始めると、あっという間に積み込み完了。
ゴルフカブリオレが停車してから40分ほどが経っていたので、キーをひねるとエンジンが「ブルン」と始動。
自走しながらレッカー車に積み込まれました。
レッカー車で積まれたゴルフカブリオレ。この後は、小松市のガレージ目指してレッカー移動です。
自分はというと、幸いに車が停車したこの現場付近に長男が住んでいるので電話で迎えに来てくれるように頼んであったんです。
その長男もレッカー車と同じぐらいの時間に現場に来てくれていました。
息子の車に乗りながら、レッカー移動されるマイゴルフを見るとは思いもしませんでした。
まさか今日がこんな日になろうとは・・・
まぁー、不幸中の幸いと言いますか誰もケガもしなくて済んだので良しとしないとね。
これも旧車を乗る試練と思って、この経験を次回に生かせるようにします。
教訓!
警告灯が点灯したら、とりあえず点検!
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