駐車禁止の交通標識を移動してもらった時の顛末記。

今、白山市の方で新しい美容室を建築中のやなだ＠いすです。

建築中の土地は、間口の長い「うなぎの寝床」状の土地で奥行きがあまりない変形地です。

ただでさえ変形している所へ持って来て、駐車場になるであろう所に駐車禁止の標識が立っていました。

これでは、お客様に駐車してもらうにはちょっとじゃまな位置なので標識ごと移動してもらおうと考えていろいろやってみました。

その時の顛末記を書いておこうと思います。

そもそも標識って移動できるの？

この土地を購入した時から気になっていた道路標識。

ちょうど土地の角の部分に立っているので、案外じゃまなんですね。

でも、こんな交通標識って移動可能なんだろうか？とふと思ったんですね。

まず、何をしたかというととりあえず市役所で聞いてみる事にしました。

そしたら、市役所の方は警察に相談する方がいいよと親切に教えてもらえたので警察署に出向いて相談してみました。

その地域を管轄している大元の警察署で、自分の場合は白山警察署で相談するところから始めました。

案内所で、用件を告げると交通課に通されて担当者を紹介していただきました。

待つこと数分で担当者とお話が出来て、スマホで撮影した写真を見てもらいながら交通標識の移動をお願いしてみました。

すると、意外なほど話はスムーズに進んで警察署員と工事現場の監督さんと立ち合いの元、移動できる場所を決めましょうという所まで話が決まりました。

ただ、自分の様なケースが県内のいたるところであるそうで、ある程度の時間がかかるという事を告げられました。

ある程度というのがどの程度かわからなくて、すぐかも知れないし２ヶ月先かもわからない・・・みたいな感じ。

依頼があった分から先に処理をするので、順番なのでいつかは言えないとの事。

オープン日は７月４日と決まっていたのでそれを告げたんですが、それは無理かもしれないねというお返事。

ただ、心配した費用の方は警察の方で賄う事が出来るようなのでその点は安心して一旦帰る事にしました。

その後、警察の担当者の方が頑張ってくれました

普通の住宅なら、標識の撤去と移動は時間がかかっても無料なら順番を待つのですが事店舗ですのでどうしたもんかと思案。

建築屋さんにも相談したら、「もう頼み込むしかない」という感じ。

警察署相手に無理難題を言うのもどうかと思うし・・・

再度、警察署の担当者に電話して頼み込んでみる事にしました。

今回、ラッキーだったのはその担当者の方が非常に言い方でこちらの状況を考慮してくれる物わかりのいい方だったんです。

で、もう一度相談の電話を入れたところ、

「いつも仕事をまかせている業者を紹介するから、撤去費用はそちら持ちで好きな時期に撤去だけしてくれたらいい。その後の設置はこちらでやるからそれでどう」

という提案をいただけました。

「それなら、好きな時期を見て標識の撤去が出来るしオープン時にも十分間に合うしそれでお願いします」

という事で、業者を紹介してもらいました。

でも、撤去費用ってどれぐらい？とちょっと心配になったのですがとりあえず教えてもらった業者に出向きました。

そこは土建屋さんの事務所で、警察から紹介されて来たこと・して欲しい仕事内容の事などを話すとすぐ理解してもらえて、数日後には標識が無くなってました。

おかげで、上棟の日に間に合ってクレーン車も余裕で出入り出来ました。

良かった良かった！

気になる費用は

ところで、土建屋さんに標識の撤去をしてもらった時の費用ですが撤去と後処理を含めて「12,000円」でした。

もっと高額なのかとびくびくしながら土建屋さんの事務所に入ったのですが、良心的な価格で安心しました。

まとめ

今回、交通標識を移動できるのかという事に始まり標識の撤去までやってみました。

• まずは、所管の警察署でとりあえず相談。
• 費用は警察署の方で負担してもらえる。
• ただし、急ぎの場合は自己負担の場合もある

という事でした。

標識の移動は、意外に時間がかかる様なのでもしそういう事に出くわしたら時間の余裕をみて早めに警察署に相談されることをおすすめします。