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国宝 三十三間堂に行って来ました。
中学の修学旅行で行った記憶があるのですが、その頃の記憶があいまいなのでもう一度見学に行って来ました。
南北に118,2mの巨大なお堂。三十三間堂の名前の由来。
第77代天皇の後白河上皇が創建を命じ、1165年に創建された三十三間堂。正式な名称は、蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)といい京都市の東山区にある国宝の寺院です。
外から見る三十三間堂の柱間は35間で内部が33間であることから、一般的に三十三間堂と呼ぶ様になったようです。
注:この場合の1間は今の一間=1,8mではないので注意が必要です。この場合の1間は寺社建築の建築用語だそうで、実際の寸法は現在の寸法で言うと3,6mになるそうです。
なので33間×3,6mで118mの全長と計算されます。
と、三十三間堂の名前の由来がわかったところで拝観に行きましょう。
圧巻!千体の千手観音像。
受付で拝観料の600円を支払って中に入っていきますが、本堂は土足厳禁なので玄関で靴を脱いで本堂へと入っていきます。
本堂の中は昼間でも薄暗く、線香の香りがたちこめていてちょっとエキゾチックな感じです。順路に沿って歩みを進めるといきなり本堂の千手観音像や雷神像が目に飛び込んで来ます。
どれも国宝級の仏像が、いきなりたくさん現れてテンションが上がります。
なんといっても、千体あると言われる千手観音像は圧巻の一言。「すごーい」とあちこちで感嘆の声が上がります。
内部は、カメラ撮影が禁止されているのでこの千体の観音様をお見せできないのが残念です。
千体の観音様がずらっと100mにわたっていらっしゃるのですから、そりゃ~すごい迫力です。
まず、お堂入ってすぐの雷神像。国宝です。
鎌倉時代の作品で105cmの像高さです。五穀豊穣をもたらす神として信仰された様で、風神と二体でこのお堂の中に鎮座しています。
お堂中央にはひときわ大きい「中尊千手観音坐像」があります。座高高さは、335mでとても立派なお像。この中尊と両脇をかためる1000体の1001体が三十三間堂のご本尊になります。
本尊 千手観音さまの真言(いのりのことば)がありこう書いてあります。
祈りましょう。大切な人のために。そして、生きとし生けるものの幸せのために。
オン バサラダルマ キリ ソワカ
はい、しっかり祈ってきました。
像の最後に風神が鎮座しています。風神の高さは123cm。
風の袋を小脇に抱えて、こういっては失礼ですがちょっとユーモラスな感じがします。
順路は、今度はお堂の後ろ側に続きお堂をぐるっと一回りしてお堂の見学が終わります。
通し矢
お堂の外に回って、今度はお堂の外側の見学です。
あの有名な「通し矢」が見学できます。
「通し矢」は三十三間堂の長さ120mほどの距離を、端から端まで弓矢をいって武将の弓矢の腕を競う競技の事です。
桃山時代に始まったとされる「通し矢」は江戸時代に大流行したそうで、尾張・紀州藩の「天下一」争奪戦はすごかったそうです。
上の写真のお堂の端から、矢をいって120m先の的に命中させるわけで一昼夜中行われていたというから驚きの行事です。
その時の名残りが、柱や扉に傷として残っているそうです。
拝観は、ゆっくり見て回っても1時間ほど。のんびり、時間を忘れて見学しましょう。
アクセス
■住所:京都市東山区三十三間堂廻町657
■開聞時間:午前8時より午後5時まで
(ただし、11月16日~3月までは午前9時~午後4時)
■電話:075-561-0467
■駐車場:無料の駐車場があります。ただし40分間と規定があったような。
駐車場ですが、満車の場合は三十三間堂隣のハイアットリージェンシー・ホテルの駐車場か目の前の京都国立博物館の駐車場がおすすめです。
■JRで行く
JR京都駅より、JR奈良線にて東福寺駅下車 徒歩10分
■京阪電車で行く
京阪七条駅下車 徒歩7分
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